MINI Cooper S Roadster [新車試乗]
月曜日から、3日間、この季節らしいオープンカーが来ていました。
Jaguar XFR [新車試乗]
長い休暇が終わり、何事もなかったかのように、世間は動き出している。。。
やたらと人が多かった駅周辺も通常通りと言った感じで、割りと空いている。
そんな中、ジャガーの売れ筋モデルであるXFシリーズの最上級モデルであるXFRで熱海へ。
FIAT 500 [新車試乗]
もう梅雨入りかと思うほど、GWは雨ばかりです…。
先日のMINIと比べようと、FIAT500乗ったのですが、過去を振り返ると、昨年から今年にかけて、何度も乗っていることが発覚。。。ただ写真を撮っていなかっただけという…。
で、乗り出したのは、ベース車のMT仕様。これまで、乗ったのはATばかりだったのでMTにしてみたのだが、乗ってすぐに感じたのはサスペンションの違い。
FIAT500は、その時折に様々な仕様がリリースされ、どれも味付けが違う。先日、リリースされたのは、500+BILSTEINでビルシュタイン製の専用サスを1.2Sportグレードに装着しているもの。ほんとは、こっちに乗ってみたかったが、まずはベースのMTから。
AT仕様は、やや柔らかめな印象の足回りだったのに比べ、MT仕様はシッカリ感のある足回り。ATだと、のべ~っと沈み込みながら曲がっていたコーナーも、MTだと沈み込みが少なく、シャキッと安定した挙動となる。
見た目が愛らしいので、それほどキビキビとした走りは求められないのかもしれないが、先代のチンクエチェントを想像して購入する人は、キビキビと走りたいはずなので、そんな人にはMT車か限定車となる500+BILSTEINが良いのかも。
MINIと比べる、というのはどうかとも思うが、サイズ感は断然MINIのほうが大きく感じる。FIAT500は、かなりコンパクトな印象。駐車場に収めると、その違いがはっきりする。
両車ともMTなのに、アイドルストップ機能がついているのだが、これははっきり言ってイラナイ気がする。だって、すごくエンスト感が出てしまい、「下手なの? この人」みたいな。。。もちろん、交通状況にもよるが、アイドルストップからエンジンスタートまでのタイムラグが、逆に危険を生むような気もする。環境や燃費には良いのですがね。
乗っている感じは、両車とも洒落っ気はたっぷりで、常に周囲に存在感を与えているらしく、周囲のクルマの助手席に座った女性からの熱い視線を受ける気がする。
小雨降る中、空いている道を探し放浪すると、たどり着いたのは新名所のスカイツリーではなく、東京タワー。今後の存在の意向は知らないけれど、ここはここで風光明媚な印象は変わらない。三田方面を背に見た、この景色が一番美しいと思う。
Alfa Romeo Giulietta [新車試乗]
発売から約3か月が経ったコガネムシ…のようなデザインとなった3代目ジュリエッタ。エコカー減税も適用され、さらに注目度の高いモデル。
3代目といっても、その歴史は深く、昨今ようなモデルチェンジスパンで制作されたものとは違い、いわゆる傑作の現代版というネーミングを復活させたもの。ちなみに、初代は1954年、二代目は1977年に制作されており、2代目からは実に、33年というブランクがある。
このジュリエッタ、子供の頃にあったスーパーカーブームで、フロントにおかれたエンブレムが強烈な印象で、外車というとアルファロメオ、といっていた記憶がある。なかでも、初代は好きだった。二代目からは、カクカクとしたデザインの世代となり、アルファ75やアルファ155くらいまで、デザインの基礎となっている。
このジュリエッタを借り出して、出かけたのはアクアラインから木更津。
ジュリエッタには、3モデルが用意されていて、エントリーモデルとなるのはスプリントの318万円。次にコンペティチオーネの358万円。最上級となるのは、クワドリフォリオ・ヴェルデが388万円となっている。
乗ったのは、中間グレードとなるコンペティチオーネ。1.4リッターという小排気量だが、マルチエアーターボと呼ばれる過給器が付加されているので、同クラスであるマーチやヴィッツとは比べ物にならないくらいに速い。
驚くのは、ターボという過給器にありがちなラグがほとんど感じられないことと、意外と低速域からターボが立ち上がるので、ほぼ全域で小排気量ということを、まったく感じられないこと。
また、インテリアもレーシーなつくりで、この速いエンジンとのマッチングがいい。エキゾーストも太めのサウンドチューンが施されていて、アルファらしく、ドライビングが楽しめる仕様となっているのがうれしい。
やや小さく感じてしまうデザインだが、全長は4350㎜と短いものの、全幅は1800㎜としっかり存在感のある大きさ。
木更津までの湾岸エリアを周遊してきたわけだが、小さくてもハイパワーなエンジン、最新の6速ATの操作感の良さなど、かなり走りを意識できるモデルだった。
MINI COOPER COUPE [新車試乗]
BMW328iを返却して、代わりに乗り出したのは、MINIクーパー・クーペ。
MINIというと、小洒落たデザイン性ながら、BMW製となって、よりしっかりとした機能性も併せ持つクルマという認識で、「割とそつなく乗れる」感が強いイメージだったが、中でもクーパーシリーズは、ちょっと走りよりの運動性能が加わり、意外と走るんだと思ったのは、つい先日のこと。
しかし、そのクーパーを、もっと硬派にしたモデルがリリースされている。それが、このクーペ。
チョップドルーフよろしく、通常モデルの半分ほどとなった低いルーフに、80km/hでトランクリッドからせり出すリアウイング。エキゾーストノートも野太く、パワーが出ている感が強い。おまけにフロントからリアまで一直線に入ったストライプは、見てくれもやる気満々。
6MTとATが用意され、今回借りれたのは&MTのモデル。総重量は、ATと比べて約30㎏も軽く、おかげで燃費も数値の上では、4.3km/ℓもMTのほうが良くなっている。
他のモデルと決定的に違うのは、オープンモデルのロードスターと同様に2シーターであるというところ。
早速、首都高速から中央道へ。
普通のMINIでも、首都高速は十分走れる。しかし、クーペは、加速度が断然違う。それほどシビアなシフトチェンジを要しないのは、ターボによる過給があるから。
シフトレバーの横に、エンジンのマネージメントを変更できるPOWERボタンがある。押してみると、少々スポーティーなモードに変更されたのが、アクセルを踏むことで理解できる。そして、マフラーから、アクセルオフとともに、ポコポコーンと、まるでレーシングカーのようなバックファイアー的な効果が発生し、エキゾーストノートに加え、高揚感を煽ってくる。
八王子ICから中央道に入ると、ETCレーンを抜けすぐに、背後にポルシェが迫ってきた。もちろん、「なんだぁ? このMINI??」的なニュアンスだろう。
ルームミラーに映るポルシェが次第に大きくなる。それは、やがてドライバーの顔が見えるほどに。。。
相手はポルシェ、しかも911。普通なら、道を譲るのだろうが、今日は気分がいいので、そのまま踏んでみる。数秒ほどで、ルームミラーに映るポルシェは遠ざかって行った。
藤野SA手前のつづら折りのコーナー。思ったより接地感もよく、踏んでいて怖さがない、大事なことだ。ついついスピードが出がちだが、そこは抑えないといけない、あくまでも法定速度内でw
思いのほか、このMINIクーパー・クーペは楽しめる、ということが分かった。
ほどよく距離を走ってきたのだが、燃費の消費も思ったより少ない。目線の先にあるメーターは、タコメーターで、あまり回しすぎると、「シプトアップしろっ!」と、現在のシフト位置を示す数字の上に、上への矢印が出る。スピードーメーター等は、MINIらしくセンターに配置されている。
このサイズのクルマも意外と好きなので、今度はFIAT500に乗ってみようと思う。
BMW New 328i Sport [新車試乗]
大阪より戻ることを別の編集部へ伝えると、「ちょうど、BMWが出ますんで、乗っててください!」とのこと。「ちょうど、ってw」。どんなタイミングやねん。。。
BMWジャパンの本社は、数年前、幕張から東京駅八重洲口のすぐお隣にある巨大なビル内に移転している。新幹線を下りて、ガラガラを引きながら、電車で帰るのもなんだと思っていたところなので、ラッキーと言えばラッキー。
で、借り出したのは、真っ赤な『BMW328iスポーツ』。先日、モデルチェンジされたばかりの新デザインに、直列4気筒ツインパワー・ターボ・エンジンを搭載。このエンジン、最高出力は245 psというハイパワーにもかかわらず、燃費は15.6km/ℓと低燃費が特徴。ミッションも8速ATとなる。
おかげ様(?)で、大荷物に困惑することなく自宅まで帰ってこれた。
翌朝、早朝から向かったのは千葉県は柏市周辺。桜前線も去ったとはいえ、まだ若干の花びらを残した葉桜、路面に落ちた桜の花びらで季節感がたっぷり出てしまうため、撮影は河川敷へ。
その昔、知人が住んでいたので良く訪れた手賀沼周辺でも撮影を敢行。
当時は、まったく気にも留めていなかったのだが、手賀沼自体大きな沼なので、白鳥も飛来するらしく、撮影現場のわきにあった水辺に、2羽の白鳥がいた。近くで見ると、ずいぶんと大きいのでびっくり!
都心近郊にもかかわらず、専業農家も多いこのエリア。古くからのスタイルを守っている邸宅は、絶好のロケーション。突然の撮影のお願いも快く受けてくれる。農家のご主人に感謝。
なんだか最近のBMWは、技術的な面ではすごく進歩して、エコな雰囲気は出ているのだが、従来の走りの愉しさへの追及が滞ってしまっている感が否めない。この328もセダンモデルとはいえ、先代くらいまでは、セダンでも意外とシッカリとスポーツしていた気がしたのだが、今モデルは、出力もあるので飛ばそうと思えば速いのだが、BMWらしさが若干欠けてしまっているような。。。
時代にマッチしているといえば、収まってしまうのだが、どうも運動性能がCクラスっぽくコンフォートよりに仕上がっているような気がしてならないのは気のせいだろうか。
SUBARU BRZ [新車試乗]
黒木メイサのCMでも話題のスバルBRZを借り出しての撮影取材。
期待に胸を膨らませながら、いざ出撃!
インテリアは、軽量(コストダウン?)のためか、割とシンプル。というか、昨今のクルマが豪華すぎなのかも…。
グレードは、Rグレード。トランスミッションは、なんと6MT。
最新のナビゲーションシステム以外は、ブラックアウトされているのもあるが、例えば、ドアのインナーパネルは、パンチングレザーを模したウレタン素材だったり、ステアリングホイールも、本来ならアルミ素材が使われていそうなところも、プラスチックだったり。各所にアイデアを盛り込んだ装飾によって、軽量化という名の下の簡素化が図られている。結果的に、ターゲットユーザーには車両本体価格が抑えられ、よりお手頃価格となっているのだが。
エンジンルームには、衝撃のエンジンカバーが…。
まぁ、系列会社となった今、当然のことかもしれないのだが、共同開発ということからか、TOYOTA、そしてSUBARUのダブルネームが刻印されている。
往年の86やフラット4のファンには、これは、どー映るのだろうか。
B=ボクスターエンジン、R=リアドライブ、Z=究極の意味を合わせたBRZという車名。
カローラレビンやスプリンタートレノ、そしてインプレッサWRXを想像してしまうと、かなりボディサイズは大きく感じる。そう見せるのは、ロー&ワイドなデザインかもしれない。
実際に乗ってみると、全長こそ短めだが、車幅は広い。
レビン/トレノを想像して乗る分には、気分は高まるが、最新のヨーロピアンスポーツに乗りなれた人は、オモチャっぽさを感じるのも否めない。エコカーブームの街中を、MTでガツガツ走れば、相当なスピード感は感じることができる。ただ、スーパースポーツに乗りなれた大人がターゲットとは限らないので、エコカー慣れした人には、相当新鮮な乗り味になるはずだ。
乗り出してすぐに、ブレーキの甘さというか、スカスカ感(サーキット走行後のブレーキ、いわゆるフェード現象により、危機が悪くなった感じ)がしたのだが、数十分も乗ると、これが意外に、このクルマとマッチしていることに気づく。要は、重心が低くなっているため、ヨーロッパ車のような効きすぎる感のあるブレーキタッチだと、すごく不快に感じるからだ。もちろん、踏みシロは遠いので、急ブレーキ的な動作が必要なときは、ガッと踏み込んでやらなければならない、ので少々不安に思うのだが。
ワインディングでは、この低重心のおかげで、小気味よくコーナーを攻められる。大きなロールはほとんど感じないので、フラットな姿勢でのコーナリングが味わえる、これはこれで楽しい。
肝心のパワー的なものは、やはりターボかスーパーチャージャーがほしかった。正直、回頭性以外は、ハイパワー車にはかなわない。逆にいうと、まさに「藤原豆腐店」の息子のようにドラテクで、カバーしろ、ということなのかも。すでに、86やBRZをベースにしたモータースポーツの競技用車両の開発も、各メーカーさんががんばっているみたいなので、これを機に、モータースポーツが盛り上がれば!
リアビューは、どこぞのスーパーカーよろしく、大口径マフラーに、リアディフューザーを装備。やる気を感じさせるワイドな雰囲気で、 まだ、そう多く走っていないことからか、輸入車のスーパースポーツと勘違いする人も多そうだ。
トヨタ製の86とは、各所のデザインや仕様で差別化されてはいるが、基本構造は一緒なので、チョイスの仕方は、往年のネーミングで選ぶか、伝統の水平対向で選ぶか、それぞれ思い入れのあるほうで決めるのかな。
日に数度の急速充電… [新車試乗]
夜のうちに、約80%の充電をしておいたので、
朝から、約130kmが走行可能とメーター内に表示されている状態でのスタート。
しかし、忘れていた。。。
取材先のつくばまでは、首都高速経由の常磐道。
ということは、ほとんどが高速走行。
そう、EV(電気自動車)は、アクセルを踏みっぱなしでは、回生ブレーキが働かず、放電し続けるので、長く走ることはできないのだ。
リーフの良いところは、随時、導入される急速充電完備の充電スポットをナビ内のネットーワークによって更新されること。常に、新しい充電スポットが追加されているのだ。
で、向かう先のつくば周辺のスポットを検索すると、日産自動車のディーラーで数か所、急速充電器を完備しているらしい。早速、ナビの目的地にセットする。
目的地までは、約50kmほど。走行可能距離は首都高速に乗った時点で100km。
しかし、どんどん目減りしていく。。。
つくばICを下りるころには、あと20kmくらいまでと、走行可能距離が激減していた。まぁ、ロジック上当たり前のことなのだが。
ディーラーに駆け込むようにして入り、急速充電器で充電開始。
さすがというか、同社販売の車種だけに、対応がいい。無料で、コーヒーやジュースなどの飲み物もいただき。退屈なはずの20分は、意外と有意義に過ごせた。
充電を完了し、再スタート。
だが、EVをなめてはいけない。
約80%の充電量だけに、ここから一般道とはいえ、筑波山を目指すので、またしてもEVが不得意なワインディングに挑まなくては…。
予想通り?
取材の全行程を回る前に、再度、充電を迫られる。
移動→充電→取材→充電→取材と、本日すでに2回も急速充電を行っている。
無事、取材を終えたのだが、都内に戻るためには、再々度、充電しなければ。と、すでに夕暮れとなった筑波山の麓から、先ほどのディーラーへ向かうため、一応、連絡をしてみた。すると、20時までは開いているとのことなので、急いで向かう。
無事、充電を済ませ、辺りもすっかり夜となったつくば学園都市を抜け、常磐道のICを目指した。
常磐道から首都高速に入ると、案の定、渋滞している。しかし、渋滞すると、低速走行+スットプ&ゴーでの走行が可能となるため、残り少なくなったバッテリー残量でも何とか自宅までは帰れそうだ。
首都高を下りると、バッテリー残量は、1/4以下。。。
帰る前に、ガソリンスタンドで充電しなくては・・・。
日に4度の急速充電によって、約300kmという工程を切り抜けてきたが、こんなに急速充電を繰り返しても大丈夫なのだろうか???
EVはやっぱり不便?? [新車試乗]
Ferrari FF [新車試乗]
2012 新年明けましておめでとうございます!
いやぁ~、しかし、去年は激動という言葉通りな1年でした。
公私ともに、いろいろなことがあり、人生の転機といってもよい年でした。
今年の目標に掲げたいのが、いろいろな意味での“復活”です。
精いっぱい頑張っていきたい所存であります!
年頭、1発目のUPは、話題のフェラーリ初の4WDモデルである、「フェラーリ・フォー」こと、FFです。優雅さ、そしてフラッグシップとして位置づけられる12気筒モデルの最新機種は、なんとハッチバック・スタイル、しかも4輪駆動というのだが。。。
やっぱり、フェラーリは、このゴージャスなインテリアがステキ!
ドライバーズシートに、座った瞬間、何とも言えない緊張感に包まれるのも、ほかのクルマにはない印象。カラダが、あの速さを覚えているのか、ただならぬ緊張感は、エンジンをかける前から、全身を奮わせてくれる。
フェラーリが誇る最新機種のコントロールは、ステアリングにすべて集約されている。ほぼ458と同等ではあるが、FFのみの装備も多数搭載されている。
そうそう、458からウインカーレバーが無くなり、ステアリングに備わるボタン式となっているのも特徴。もちろん、ハイ&ローのヘッドライト切り替えもステアリングに備わっている。
面白い安全装備として、200km/hくらいからの減速時には、ハザードが自動点灯され、後続車に急減速を知らせてくれるという機能が装備されていた。(飛ばしてるくせに、ちょっと恥ずかしかったが・・・)
このハッチバックスタイル、街の人はフェラーリと思わないらしく・・・、うるさい排気音の外車程度に思っているに違いない。しかも、夜、真後ろから見ると、丸いテールランプと、そのシルエットから、GT-Rにも見える、という不可思議なスタイリングなので、認知されてくるまでは、恐れ多くもフェラーリにビタリと接近してくる(別名:煽ってくる)クルマも多いはず。