しょうがないので、先行部隊であるカメラマンを下田到着から約1時間半後のAM5時半に携帯で起こす。ホテルロビーで集合したものの、「おはよう」を言う間もなく、停泊中のフィッシングボートへと急ぐ。
今回は、『月刊C』の担当連載ページの取材で、いまやハワイよりも釣れる、という下田で行われるJGFA主催の国際トローリング大会にエントリーしているボートのオーナー氏の好意で、カジキ釣りに同行させてもらった。

下田湾に100数十隻がひしめき、スタートの合図を待つ。

ジワジワとフライング気味に他船が動き始める。。。

無線で「スタート」が告げられると、まるで戦争に行く海軍のように100数十隻のフィッシングボートが、各々のポイントめがけ、全力疾走を開始する。マイアミ、そして日本各地でボートの取材をしてきたが、これほどまでにスゴイのははじめただ!

走りながら、カジキ釣りの竿をセットしていくクルーの皆さん。スタート直後は、付け入る隙がないほど慌しい。。。

クルーの皆さんのお仕事を横目に、2階にある操縦室(ゆったりとしたソファがある)で、潮風を受けながら、他船との競争を眺める。

3階には物見台が設けられている。今日はここが僕の隠れ家。湿気ぽく、暑い地上より、心地よい潮風とギラギラの太陽を浴びながら、カジキ釣りの醍醐味を高台から拝見。



朝7時半に下田港をスタートし、合計6本の竿つけた疑似餌をぶら下げ、グルグルと太平洋を彷徨う。。。

無線では、他船にカジキがかかった、とかリリースした、とか。。。様々な情報が飛び交う。が、本船はあたりの様子すらない・・・。

午後3時、約8時間あまりも海上を彷徨った(?)が、何の成果ももたらされないまま、もとの下田港へと帰港。
存分と、高級フィッシングボートでのクルージングは愉しませていただいたが、残念ながら、カジキの姿は拝むことはできなかった。。。残ったのは、照り返しによるスゴイ日焼けの跡・・・。下田の温泉に使ったが、イタイのなんのって(笑)。

船長、そしてクルーの皆様、お疲れ様でした!