イチローや渡辺謙さんのCMで“ときめきが…”のキャッチコピーで現在、ウレている新型スカイライン(セダン)

(言い方は悪いが…)意外にも、というか、かなりイイ。見た目は、先出のFUGAとソックリではあるが、FUGAがセド/グロの後継である高級車に対して、スカイラインはとてもスポーティ。チューニングをベースとしたダルダルな設計ではなく、低グレードでもそこそこ走る(これが重要!)セッティングの足まわりが気に入った。。。“見た目はセダン、しかしやるときはヤル”的なつくりは、世のオヤジ諸兄にとっては頼もしい存在。特に箱根などのタイトかつ高速コーナーの多いワインディングでは、スポーツカーに十分ついて行ける勢い。この日、乗ったのは『250GT』というV6、2.5ℓのモデルだったが、気持ちよく回るエンジンと、スポーツシフト付きATのコンビネーションには脱帽。昨今のATは、街中を重視した燃費モードのセッティングのせいか、思うところでギア比が合わずストレスを感じるものが多い中、コイツは5速まで、“おいしいところ”を良く理解している。2.5ℓという現在では少排気量に属するエンジンながら、3ℓもしくは3.5ℓのエンジン並みに楽しめる。

しかも、オプションを省けば280万円を切る価格。もちろん、HDDナビやETCなどの最低限の装備はほしいが・・・。