ようやく気温が20℃を超えるようになり、桜の花も今年はほとんど終ってしまいました。
今回、乗り出したのは奇抜なエッジデザインが威風なキャデラックCTSに追加されたワゴンモデルである『スポーツワゴン』。
これまで、アメリカの成功の証といわれる高級サルーンのほか、エスカレードやSRXといったSUVはリリースされていたものの、ワゴンモデルはおそらくキャデラック史上初となるモデル。

以前、自分でもキャデラックのエルドラードというクルマを持っていたから、そう遠い存在に感じない。。。むしろ、懐かしさすら感じる乗り心地は、最新技術が導入されているとはいえ、ゆったりとした心地よさの中にも、どこかシャキっとしたシャープなハンドリングが味わえるのは相変わらずだった。

インテリアは一見して豪華絢爛というのがキャデラックらしい。CTSというエントリーモデルながら、サイズは他社のミディアムクラス相当とやや大きめなのもアメリカン。スポーツワゴンには、3㍑と3.6㍑の2タイプのV6エンジンが用意されているが、乗ったのは最上級モデルの3.6㍑エンジンを搭載したプレミアム。
実は、この前日に6.2㍑V8エンジンを搭載する『CTS-V』に乗っていたのだが、CTS-Vは564psという超ハイパワーモデルだけに、文句ナシに最新キャデラックの醍醐味を堪能できた。
そして、翌日に乗ったスポーツワゴンだが、約半分となった排気量にも関わらず良く走る。ガソリンが目減りするCTS-Vと比べると、こっちのほうが今の時代のニーズには合うのかもしれない。

さて、キャデラックCTSスポーツワゴンは、3㍑V6エンジンのスタンダードモデルで、515万円~。少し前だったら、きっとほしくなっていただろう・・・。