『近頃のベンツはみんな同じ顔してる』


こんな言葉をよく聞く。


ベンツにもヒエラルキーがあって、高価なモデルほどステイタス性は上がる。

それと同時に、ドライバーの心理も変わってくる。


別にベンツが来たからといって道を譲る程でもないが、なんとなくの威圧感があることは確か。


近年のベンツはグローバルデザイン化が進んで、どのモデルでも同じ顔。

サイズこそ違うけれど、ひと目でベンツと認識はできるのだが、

これまであったモデル別の個性というものが少しずつ削られてきてしまっている感は否めない。


そんな中、こんな小ネタが実しやかに囁かれている。


テールランプを見れば、何クラスかが分かる


というもの。

眉唾と思いきや、メルセデス・ベンツのパッセンジャーカーのテールランプを比べてみると、

なるほど、テールランプに絶妙な細工が施され、クラス主張をしていたのだ。


エントリーモデルであるAクラスのテールランプを見ると、

Aの文字が横に浮き上がるようなデザインが施されている。




一見わからないけれど、テールランプを横にしたとすると・・・




【A】に見えてくる(笑)



さらに、Bクラスはどうなのか




ブレーキを踏んでテールランプが点灯した時に確かに【B】の文字が浮かび上がっているように見える。



では、SクラスをちっちゃくしたようなCクラスはどうなのか?




こちらは、テールランプを縁取るようにデザインされたベゼル部分をよ~く見ると・・・




ちゃんと【C】の文字が浮かび上がってくる。


サイズ感は違えど、実際に所有しているユーザーでもないと、


Sクラスなのか?

Cクラスなのか?


というくらいにそっくりなセダン系のCクラスとSクラスはこのくらいハッキリと分かると良いのかも。



お次は、メルセデスの中堅を担うミッドクラスのEクラスはどうなのか?




こちらもリアビューだけだと、Cなのか・・・

Sなのか・・・という絶妙な共通デザインが多くて分からない。

特に近年のエクステリアデザインだと、トランクリッドとリアバンパーのデザインが

丸みを帯びていて、車名となるエンブレムも見えづらくなっているから尚更だ。




こちらも、ブレーキを踏んでランプが点灯すると【E】の文字が浮かび上がってくる。




では、最後に最上級ラインであるSクラスを見てみよう!

車両価格も群を抜いて高価なモデルだけに、それだけに主張は欲しいもの。




さすがSクラスといった感じで、こうして並べて見てみると、威風堂々した風格を感じられるのだが、

街中で単体で見たとすれば、Eなのか、Cなのかという疑問は残ってしまう。




むむむ、確かに点灯するテールランプの間と間を繋げば【S】にも見えないことはないが・・・



ちなみに乗用車ラインを検証してみたわけだが、

メルセデス・ベンツの中でも絶大な人気を誇るというSUVである

GクラスとGLCもついでに比べてみよう!




Gクラスは、誰が見ても憧れのSUVという風貌で問題ないと思うのだが、

テールランプを見てみると、少し他のモデルと形状が違うようだ。




こちらもヴェゼル部分をよく見ると【G】という文字に見えてくる。





新型のGLCはというと、こんな感じ。

他のモデルと明らかにデザインが違うのと、

最新モデルは、テールランプでモデルを判別するのをやめた?

と思わせるくらいのデザインとなっているのが分かる。



とはいえ、最新モデルはこれからデリバリーが開始され、数ヶ月に渡って

少しずつ街中でも見ることができるようになるはず。


それまでは、ドライブ中の会話の小ネタとして、

テールランプで「ベンツのモデル名を当てる」クイズなんてのを楽しんでみては。