このところ、引きこもりがちだったので…
情報誌D誌の取材で、ハイブリッドカーで撮影に出かけてみました。

 乗り出したのは、レクサスの新ラインアップであるRX450h。いわゆるトヨタのハリアーのレクサス版(もちろん、フルモデルチェンジしているから新車)。
 世間では、優遇税制などで注目されているハイブリッドカーを含む“エコカー”であるが、実のところ、自分自身は燃費もお財布にとっては大事だけれど、これから先、石油が先細ることを考えると、今しか乗れないような大排気量、ハイパワーのクルマに乗るのがスキだ。
 だからといって、ハイブリッドカーが嫌いなワケでもないし、これはこれで様々なインターフェイスが面白い!
 ず~っと、乗るのはどうかと思うけれど、たまにこうして乗る分には楽しいのひとこと。

で、一発目の感想は、やはり燃費の良さ。RX450hのような大型のSUVはただでさえ燃費が良くないのは理解できる。しかし、RX450hはオンボードコンピューターに備わる平均燃費計と、ナビ画面に表示できる瞬間燃費グラフ等を見てみると、
 一般道=平均10km/㍑
 高速道=平均23km/㍑
と、驚くような燃費をたたき出してくれる。これなら、週末の1000円で行けるETCの旅も、足が必然とのびてくる!

 でも、燃費ばかりのいいことずくめではない…。夕方に事務所に戻る時のこと、やや細い住宅街の路地に差し掛かった。すると、前方にご老人が歩いている。いつもなら、エンジン音などのクルマ特有の気配で気付いてもらえたはずなのに…。ハイブリッドカーは低速時はモーターに切り替わる特性がある、これでまったく気付いてもらえない。それどころか、少しずつ道の真ん中を歩いているような気が…。

 『人とクルマが対話できるようなになった~』というトヨタの新社長のお言葉ではないが、良くもあり、悪くもあるような…。