このところ、自動車雑誌の特集の大半を占めるのが、
ECOカーの記事。
まぁ、今売れているモデルのほとんどが
このタイプ(ECOカー)なんだから。。。

で、北陸へのロングドライブを終えると、
すぐさま情報誌D誌のECOカーのテストに参加。


今回の車種はマツダ『アクセラ』。
目玉はなんと言っても、i-stopと呼ばれる、
信号待ちや停止時にエンジンがストップするというもの。
停止中のアイドリングストップで、
排ガス排出の軽減、つまり温暖化防止に
貢献する、というものだ。


テストには、i-stopを搭載する『20S i-stop』と、
ノーマルモデルの『15C』の2台を使い、
東京~横浜の区間で、
気温30℃超える予報だった
真夏の渋滞下で行った。


テストといっても、その真偽は定かではないが、
区間を走行しての両車の燃費、
そして注目のi-stopの実力を試す、といったところ。

両車にはオンボード上にモニターが備わっていて、
タコメーター横にさりげなく光るECOランプの点灯具合よって、ECO走行の実現度を示してくれる。

スタート前のECOモニター。


うまくECOランプを点灯できると、50%以下、75%以上、90%の順でモニターに表示される。
i-stopには、このほかアイドリングストップ中のエンジン停止時間を表示する機能も備わっている。エンジン停止時間の累積時間も表示され、その横には、エンジン停止によって木がどれだけ生えたか(?)みたいなギミックも搭載されているので、1~2日の試乗ではわからないけれど、数ヶ月、数年と乗れば、きっとたくさんの木を植えられ、ECO度が高まるのだろうけど。。。

~結果~
20S i-stopは、燃費約11.2km/㍑
15Cは、燃費約10km/㍑
※エアコン常時全開、渋滞もしくはそれに近い一般道を走行

注目のi-stopはというと、常時エアコンONの状態で、
停止時の条件にもよるのだが、
アイドリングストップ時間は、
信号待ちや渋滞での停止時、約100回近くのデータから
はじき出されたのは平均8秒ほどの停止時間だった。
(エアコンOFF時はもっと長くストップしているが…)

微妙なのは、数値の上では約1.2km/㍑ほどの燃費の良さしかわからないが、エンジン排気量の500ccの差などを考えると、ほんの少しではあるがアイドリングストップを行うことによる、なんらかの恩恵はあるようだ。

また、これはボクだけの見解かもしれないが、
アイドルストップ時に
『へたくそでエンストしたかのように見える(笑)』、
エンジンをかけたり、とめたりを繰り返すことによる
ダメージの蓄積、などなど長年保有することを考えると、
ネガティブな要素はもてんこ盛り。。。

まさに、ECOはEGOなのだろうか?