エレガンス & ワイルド !!?

SLK55AMG (2004年式)

ユーズドといってもオドメーターわずか8000km程度のSLK55AMG。今日は、このクルマで暫しの間、ドライブである。

鮮やかなブラックのボディカラーをAMG製エアロで武装したエクステリアは、ワイルド感たっぷりで、ちょいワル気取り。。。でも、他のSLKよりもどこかエレガンスな匂いも発しているあたりはAMGならではの優越感。

エンジンは、SLKの1.55トンという軽くて小さなボディにAMGチューンド5.5ℓのV8、55シリーズユニットを搭載し、最高出力は360ps、最大トルクは52.0kgmを発生する。

イグニッションを回し、エンジンをかけた瞬間から『ドルンッ』という重圧感あるエキゾーストノートを発生、踏みはじめからたっぷりとしたトルクで走り出す。。。各種電子デバイスの制御で、極端なホイルスピンのようないやらしいアクションは抑えられているから、走り出しからドカ踏みでも、クルマを前へ前へ押し出してくれる。強烈な加速感はやはりAMG55シリーズのセオリー通りだった。

約2年オチ、走行8000kmぐらいでは、クルマとしての『ヘタリ』見たいなものはまったく感じられない。ボディの傷等も少なく、『ほんとに中古車?』といった装いはメルセデスだからだろうか。インテリアもブラックのレザーにパンチング(穴あき)とバックスキンがコンビのレッドのレザーを組合わせた『ちょいワル』なインテリア色。ナビなども装備したいわゆるフル装備。7Gトロニックのミッションも好調。。。別にこのクルマを売っている立場ではないが、この程度の良さで、この価格なら悪くない、どころかむしろ“買い”何ではないかと、思ってしまうほど。

エンジンのヘッドカバーに備え付けられた『製作者のサイン』。AMGの職人さんパスカル・ペーター氏(?)が責任を持って組み立て調整した、という証である。