いよいよシンガポール出張も最終日。今日は、午前中の予定をキャンセルさせてもらい、フェアモント・ホテルの撮影取材の交渉を行い。午後から本隊と合流。合流先は、シンガポール国立美術館。シンガポール独自の展示物は少ないが、対外的に友好的なお国柄を示すように、展示物は海外のものが多い。この美術館の中に、なんと中華料理店が存在する。ここで、昼食をとる。

次にやってきたのは、イスラム街。モスクを中心にイスラム人のお店が立ち並んでいる。

なんともスローなライフスタイル。喫茶店なのだが、あまりにもリラックスしているから、この人のうちかと。。。

西に向かってアラーの神に祈る礼拝堂。すごくキレイに並んで祈るんだと、思っていたら一人ひとマスが記されたデザインの絨毯だった。

水タバコにも挑戦っ!!! 1セット5ドルで、ミント味のスタンダードなものから、フルーティなイチゴなどの味もある。吸った感じは、ニコチンの少ない煙(?)的な味。思い切り吸い込まないと、煙が出ないので吸っているうちに中毒っぽくなる。

小腹が空いたと、やってきたのはインド人街にある「ラクサ」のお店。1杯2ドルと格安で、大人気のお店。ランニング(タンクトップ)を着ているのが店主だが、リゾート地に別荘を持ち、高級車も所有しているという商売上手なおじさん。

これが、この店のラクサ。坦々麺のような感じで、香辛料が効いている。この店の流儀として、ハシはくれない。レンゲだけで食べるのが通とか。

そうこうしている内に、夕方になる。ホテルの取材のため、用意された部屋に行くと、なにやら外が騒がしい・・・。1ヵ月後に迫った独立記念日の予行練習が大々的に行われているようだ。航空ショーもあるらしく、空軍の戦闘機が空を舞う。飛行機雲がツリーのようになってるのがわかるだろうか?

6機の戦闘機が遠方から、中央に向かい上昇して行った。空に大きなツリーが誕生した。

徐々に日が暮れ、夜景が美しい時間となる。シンガポールGPはナイトレースだから、このホテルの部屋からは、こんな感じでコースを走るF1マシンが見えるのだろう。しかし、GPシーズンに向け、すでにコース周辺のホテルの宿泊費は高騰中!! このフェアモント・ホテルも5日間を通してでの予約オンリーで、1泊1700ドルくらいというからスゴイっ。もちろん、様々な観戦用のパスは販売されるようだが、もしボクが見るなら贅沢ではあるが、こうしてホテルのバルコニーからゆったりと観戦してみたい。

初日から最後まで、名前を覚えていてくれたホテルマンの「シスカちゃん」。スマトラ出身の21歳っ!!! なぜか取材にも同行してくれた。“シンガポールに来たら、また寄ってネ”と笑顔で言ってくれた。

最後の晩餐は、ロングビーチの海鮮料理店へ。カニ料理が有名ということで、黒胡椒をふんだんに塗したカニと、チリソースを絡めたカニを2匹たいらげた。南国の人は食事もスロー、しかし、今日の夜の便で日本へ帰る我々には、それが少々酷というもの。食事がすべて出揃い、コーディネーターのハンさんがお会計を済ませると、なんとフライト時間の1時間半前・・・。急いで空港に向かうと、チェックインカウンターは長蛇の列・・・。同行した他紙のカメラマン氏の計らいで、空いているビジネスカウンターでチェックイン。。。ぎりぎりセーフっ!!! 愉しくも非常に疲れた出張であった。。。