Peugeot 1007 [新車試乗]
プジョー1007
久々にヨーリピアン・コンパクトカーの真骨頂を感じたクルマです。1007のウリは、なんといっても両側電動スライドドアを搭載しているところ。。。それも、2ドアなので、運転席と助手席に。デザインはあの巨匠・ピニンファリーナだが、フロント部はプジョーデザインセンターが、フロントをのぞくドア部分からリアにかけてが巨匠のデザインによるもの。
豊富なカラーバリエーションも魅力的で、ボディカラーは全12色(そのうち1色は夏ごろに導入するらしい)、インテリアカラーも全12色(オプションのカメレオコンセプトなら100通りの組合わせも可能なのだ)。カメレオコンセプトは、価格も3万円前後と安く、ダッシュボード/ドアトリム/シート座面などをワンタッチで交換できる、というもの。。。これも新発想。。。
プジョーというと、スタイリッシュでオシャレな印象を、先入観で抱いてしまうが1007は、それに加えて超が付くほどユニーク。搭載する機能のほとんどは「プジョー初」のものが多く、しかも価格は199万円から。
インパネは現行プジョー車のデザインを踏襲しているが、このユニークな機能やスタイリングに合わせて、いわゆるミニバン風にアレンジされているのも特徴。シートポジションは、207や307などと比べると、高くて運転はラク。ダッシュボードが前方向へ長いので、もの凄く大きなクルマに乗ってるような安心感も感じられる。
メーターはシンプルだが、新搭載の「2トロニック」のインジケーターが中央のスピードメーター内に備わっている。
これが、その2トロニックのシフトである。。。なんか、どこかで見たような・・・。そう、あのシトロエンC3などに搭載されていたトランスミッションで、クラッチレスの5速マニュアルだ。もの凄くイージーなんだけど、イージーすぎたりするのが難点だったが、本国同グループ内のミッションながら、こちらはキチンと1007用に味付けされたミッションプログラムが組まれている。。。そういえば、シトロエンもビッグマイナーが施され、このミッションと同等ながら、シフト周りのデザインを変えている。
センターパネルには、日本使用オリジナル(?)ともいうべき「ハザードランプ」のスイッチが2つ用意されている。。。これは、オーディオをナビゲーションシステムに変えた場合に、正規のハザードランプ・スイッチがナビのモニターで隠れてしまうらしく、その配慮のため。。。ちなみにどっちのスイッチを押しても「チッカ、チッカ」とハザードは点灯し、消灯する。。。
まるで覆面パトカーのルームミラーのよう。。。これも初搭載で、例えば、子供をリアシートに乗せた場合でも、「振り返らずに室内の様子が見られる!」という優れもの、1007はファミリーをターゲットとしているため、こうした配慮がなされているようだが、どう見てもこれを買うのは若者! きっと覆面パトカーのように、助手席に乗った人が後方を見るための「遊び道具」になってしまいそうだ。
運転席から見た視界。。。とてもワイドなエリアの視界が広がっているが、唯一、気になるのが右上の出っ張り。。。これは電動スライドドアの機構の影響だが、意外に信号待ちなどで先頭に立った時に信号機が見づらかった。。。折角、高いシートポジションなのに。。。
ともあれ、スタイリッシュでユニークで、おまけにちょっと手ごろな車両価格。もう少ししたら、原宿あたりで見かけるようになるのかなぁ…。
欲しくなっちゃうじゃないですか!記事?が良すぎて、写真がよすぎて!(笑)
イタリアでもみかけました。妻が興味津々でした。男子より女子に受け、独り者よりファミリーにうける車ですね。
初期ロッドが終了したころに、再検討しまーす。
by 第六点滴王 (2006-04-14 01:30)
>ジョムニーR さん、ありがとうございます!
買ったばかりの極上のF355があるじゃないですかっ(笑
でも、クルマって愉しいですよね♪
by Roadrunner (2006-04-14 03:51)