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ファンキーなHOTハッチで下町トリップ「AMG A45 4MATIC」 [新車試乗]

走る、曲がる、止まる。


そして・・・話す。


をキャッチコピーにした新型Aクラス。


MBUXはとっても便利な機能だと思うし、これからどんどん進化していくはず。
そんなAクラスの中でも、ひと際、主張が強いのがトップエンドに位置づけされるAMGモデルのA45。


大径ホイールに専用エアロ、よ~く見比べるとグリル違い、がエクステリアの大まかな違い。

しかし、同クラスのオーナーやAMGユーザーなら、ひと目で見分けがつくという。


そんなAクラスも今年2019年の3月に新型へとバトンタッチ。

新型AクラスのハイパフォーマンスモデルはAMG A35となるわけだが、

旧型となってしまう前にAMG A45 4MATICでさくら舞う都心をドライブしてみた。


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松屋銀座の時計台のある銀座4丁目交差点



真っ赤なボディカラーということもけれど、スタートボタンを押して始動するエンジンの抑揚するサウンドは、クルマに興味がなくなってしまったという都会の人々にも、

高揚感が伝染するのか・・・信号待ちでも視線を受けることもしばしば。


エンジンは、AMGシリーズにしては小排気量な直列4気筒DOHCに、ターボで過給して380馬力にまで出力を上げているから、

都心部でのスタートダッシュや加速感はハンパない!


7速のATは、フロアにシフトレバーとステアリングにあるパドルシフトで、好みのポジションへと変更ができる。


もちろん、一旦、Dレンジへレバーで変速後は、再び止まるまでは、パドルシフトで楽しむのが流儀!


またシフトレバーの脇にはATモード変換ボタンもあって、ノーマルであるコンフォートからスポーティモードのS、排気音も大幅にやる気なサーキットモードに近いS+へと、道路状況とドライブフィーリングでチョイスできるようになっている。


自分は通常時からSモードで走りたい!


まずは、ランチタイムで賑わう大手町へ。


ラグジュアリーなブランドの路面店やオープンなカフェが立ち並ぶ一方通行の丸の内仲通りには、A45の真紅のボディが映えまくっていた。


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丸の内仲通り



ここはひと目も多いので・・・

ついつい低速ギアで走りたくなる雰囲気(笑)。


やる気あるエキゾーストノイズのせいか、

フロントに光るスリーポインテッドスターのせいか、

信号のない横断歩道の歩行者も、

心なしか互いにストレスを感じさせない歩速で、

横断歩道を渡ってくれる。


しかし、近年のこのあたりはホントに、

ウォール街かシカゴなんかのビジネス街に、

景観が近づいている気がしてならないほど、

洗練されている。



数寄屋橋を抜け、晴海通りから築地方面へ。



築地も市場の移転などがあったのか?

と思わせるほど、まだ残っている場外市場は平日でも賑わっている。


勝鬨橋を渡ってすぐの橋のたもとを左折すれば、

どことなく懐かしい雰囲気に包まれる月島の下町商店街。

ここも再開発されているらしく、所々が歯抜けのようになり、

工事のため移転などの張り紙とともに工事用の外壁で囲まれはじめている。


やがて大きなビルの中に「もんじゃ焼き屋さん」も入居していくのだろうか・・・


さらに奥へと走ると、あの佃煮で有名な佃島へと入ることができる。

佃島には現在も江戸時代から続く佃煮の老舗が数店舗残り営業している。

徳川家康が江戸城で食べるために大阪から連れてきたという
佃煮職人たちのためのエリアだ。

昔と違い少量生産の貴重品だけに、昔ほど安価なものではなく、

むしろ老舗が代々の味を守ってきた高級品という扱い。


佃小橋は、鮮やかな朱色の橋でたもとに整備される公園、

古き良き下町の景観越しに、月島のタワーマンションが映える

タイムトリップ感ある景観が楽しめる場所。


いまは、このたもとに整備された公園の桜がちょうど満開を迎えていた。


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このレトロともアーバンとも言える不思議な景観にも、

真っ赤なボディカラーは抜群に映える。



クルマを止め、月島の老舗でもんじゃ焼きを頬張ると、

すでに数時間の時が流れていた。


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都心でもしっかりとトリップできるドライブが楽しめた。


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『Hi、Mercedes』から始まるデジタルカーライフ [新車試乗]

『はい、メルセデス』


CMでも話題の音声AIによる次世代デジタルカーライフを予感させるワード。


実際にどうなのか?


2月のある日、その機会に恵まれた。

MBUX(=メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)が、この「ハイ、メルセデス」を搭載したAIシステムの正式名称で、彼女(?)との会話はドライバーズシートに座り、スタートボタンを押した瞬間から始まる。


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本社からやってきたのは、ビビットな赤のボディカラーを纏ったAクラス。Aクラスと言うとメルセデスのエントリーモデル的存在なだけに、安価なモデルと想像してしまうが・・・。どっこい、MBUXを搭載したこのクルマは、500万円相当で乗り出し550万円にもなろうかという高級車。


まずは、備え付けられたMBUXへアプローチする4つのインターフェイスを使って『はい、メルセデス』ってやつを試してみた。1つ目は走行中でも気を取られずに済むサンバーザー付近に備わるマイク、2つ目はマルチファンクションが搭載されたステアリングのボタンから、3つ目はコマンドシステムと共有するPCのマウスとトラックパッドが一体化したセンタコンソールの延長線上から、4つ目はダイレクトにナビのモニターから。




iphoneなどを使っている人ならMBUXにアプローチするのは容易だと思う。iphoneでいうところのsiriがこのMBUXみたいなものだ。つまりユーザーのオーダーやニーズに応えてくれる音声認識システム、それがキモとなるのだ。


目的地をナビ入力ではなく、MBUXにまかせてみる。「はい、メルセデス!筑波山へ行きたい!」数秒も待つことなく「ご希望の目的地を番号で答えてください」と彼女は言う。1~4番までリストアップされた目的地から行きたい場所を選び「1番!」というと、ナビが自動設定され、目的地までのナビゲーションが始まる。


本社のある品川シーサードからだと、首都高速経由で常磐道というのがルート。近くのICから首都高へ。


ここでドライブにちょっと付加価値を付けてみる。「はい、メルセデス!ラーメンが食べたい!」すると、モニター上に付近のラーメンを取り扱うお店のリストが!もっとも、高速道路上にいるのでわざわざ途中下車するまでもなく、常磐道上のSAをチョイスして食することに。


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ここまでは、これまでのナビゲーションシステムが音声入力で進化したように思える。ただ、サンバーサー付近に備わるマイクは常時音声を拾っているので、ちょっとした会話の中で・・・「この前のメルセデスのCLSかっこよかったね?」という会話のなかの「メルセデス」を拾って「どうしますか?」などと聞かれることもしばしば・・・。


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近未来を想像させるデジタルカーライフのほんの入口に過ぎないのかもしれないが、あるとないでは大違い、というのも事実。下手にナビ操作に注視し過ぎたり、運転が上の空になりがちならば、是非にも導入しておきたい最新システムかもしれない。


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